ポイントで岩の造形物を作り、大きなインパクトを演出しました。
ポイントで岩の造形物を作り、大きなインパクトを演出しました。
ブラウンの空間にブラックのアクセントを使ったソフトラグジュアリーなデザインをご提案しました。
少し洞窟っぽさのあるワントーンのソフトラグジュアリーなデザインをご提案しました。
レセプションとカラーブース一体型のカウンターがお店の顔になりました。
“福岡の中心に位置する場所。ファッショナブルな若者が行き交う通り。そこから1本外れた小さな路地にある美容室。
ファサードにはショーウィンドウのような正方形の扉があり、手で押すと回転してその内に招かれる。
カッティングスペースは600㎜幅×24枚のパネルを円形に並べて構成した簡素で実験的な空間。
円形には動線が交わりやすくなる反面、ファッションショーの舞台裏のような何かを生み出そうとする熱気の中心が生まれる。”
“髪を切るという行為は自然の摂理に沿って手をくわえる作業である。
石庭のように、自然物に必要な人手をくわえることで凛とした美しさが際立つということはあるのだと思う。
そんな考えから着想をえて、本計画を進めていった。
ZOEY daimyoは福岡市のヘアーサロンZOEYの3号店である。
場所は光が良く入るRC造テナントビル4F。もともと別の美容室が営まれていた。必要な機能は残して再利用しつつ、解体を行い全体をがらんどうの空間にすることを求められた。
そこから必要最低限のしつらいだけをおこない、石庭のようにミラー台と坪庭を配置した。
ミラー台はW915mm x H1480mmの鏡パネルをスリットを施した自然石に立て掛けることでうまれる。相反する物質が隣り合う緊張感のある佇まいをもつものとした。また、そこで生じるクリアランスを埋める緩衝材として杉材の楔で固定を行った。
坪庭には、蛍光色のパラコードφ4mmで、カラーを施した髪に櫛をいれたような背景画を設置した。
シャンプースペースとカットスペースの境界としての役割も担っている。
簡素な空間構成のなかに、自然物をおりまぜることで、特異な静けさがうまれたように思える。”